大学の頃バンドをやっていた。


バンドをやっていたといっても、メジャーデビューを目指していたわけでもないし、バンドサークルに所属していたわけでもない。

インターネットの端っこで知り合った同じ大学の先輩と、近くの大学の先輩の3人で、スタジオに月数回入ってご飯を食べて帰るだけだった。

ライブも数回やったが、めちゃくちゃうまいわけでもないので、他のバンドが連れてきたお客さんに聴いてもらうのがほとんどだった。

 

ライブよりもスタジオのほうが好きで、音を合わせてるだけで楽しかった。
仲が悪かったわけでもないが、スタジオ以外で遊ぶことはほとんどなかった。

 

僕が大学を卒業するころ、メンバーの1人の転勤がきまった。そのまま続けていてもよかったものの、適当に声をかけて集まるのは最後にしようと決まった。
ライブを終えて、それからたまにあったりするものの、3人が集まることはなかった。

 

昨日パソコンのリカバリを終えて、itunesの整理をしていたときに、mp3のデモファイルがみつかったので、なんとなく入れておいた。

仕事の帰り道になんとなく聴いてみた。やっぱりあんまりうまくもない。テンポキープさえ怪しい。歌だってピッチが外れている。そもそもスタジオの天井についているマイクで直録しているだけの音源でバランスもとれていない。

 

それでも、なぜか何度もループ再生してしまう。何が良いのか口にだして説明は出来ないが、とても嬉しい気分。

 

思わず、LINEでトーク履歴も残っていないようなバンドのグループにスタジオ行きましょと連絡をとってみた。
全員すぐに連絡は取れ、近々集まってスタジオでも行く予定になりそう。

 

些細な事が、人生のモチベーションを上げてくれる。(僕にとっては些細ではない出来事だけれど。)
僕は単純な生き物かもしれないけど、単純でも悪くないなと思える出来事。

今週の休みは一人でスタジオ行って練習しよ。